株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏)の子会社で、人工知能を活用した医療・介護等の情報解析ソリューションを提供する株式会社FRONTEOヘルスケア(東京都港区、代表取締役社長:西川久仁子)は、ヘルスケア・インダストリー向けに開発した人工知能Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)のコア技術に関する特許査定通知を、日本特許庁より受領しましたのでお知らせします。
出願番号:特願2017-214388 ※登録番号未付与 特許出願日:2017年11月7日 本件はConcept Encoder関連の初の特許であり、FRONTEOヘルスケアの「診断支援」「ヘルスケア業務支援」「製薬業界支援」事業の個別のアプリケーションを展開していくための基礎技術となります。 Concept Encoderは、自然言語処理技術の形態素解析のうち「単語と文書のベクトル化」を用いてテキストの特徴を数値化しており、テキストから抽出された情報量を維持したまま数学的・統計的処理ができる点が特徴です。今回の特許は「単語と文書のベクトル化」の手法についての新規性が認められたもので、「単語間」「単語と文書間」「文書間」の類似性や関係性を、効率的かつ高精度に把握することが可能です。 医療・介護分野では電子カルテや検査値等のビッグデータが日々蓄積されています。FRONTEOヘルスケアは、人工知能Concept Encoderであらゆるデータを客観的に評価し、解析過程を明示し、安心して使用を継続するサービスを実現することにより、引き続きヘルスケア・インダストリーの発展に貢献してまいります。 【Concept Encoderについて】URL: https://www.fronteo-healthcare.com/conceptencoder Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)は、FRONTEOヘルスケアがヘルスケア・インダストリーに特化して開発した人工知能(AI)です。自由記述のテキストデータを大量に含むヘルスケア関連のビッグデータを、エビデンス(根拠)に基づいて有効に解析・活用することを目標に開発しました。ヘルスケア従事者の共通認識である「エビデンスに基づいた医療(EBM)」に欠かせない有意差検定などの統計学的手法を自然言語解析に導入、実現しています。Concept Encoderはテキスト以外のデータとの共解析も可能であり、ヘルスケア領域に蓄積されてきた遺伝子発現情報・バイタルや各種検査値などの「数値データ」との共解析の研究を進めています。 【FRONTEOヘルスケア 会社概要】URL: http://www.fronteo-healthcare.com/ 名称:株式会社FRONTEOヘルスケア 設立:2015年4月16日 資本金:327,000千円(資本準備金 210,000千円含まず) 代表者:代表取締役社長 西川 久仁子 事業内容:診断支援、ヘルスケア業務支援、製薬業界支援、その他医療・介護等の情報解析に 関する事業 【FRONTEOについて】URL: http://www.fronteo.com/ 株式会社FRONTEOは、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情報解析を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分析を行うeディスカバリ(電子証拠開示)や、デジタルフォレンジック調査を支援する企業として2003年8月に設立。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View(リット・アイ・ビュー)」、日・中・韓・英の複数言語に対応した「Predictive Coding(プレディクティブ・コーディング)」技術などを駆使し、企業に訴訟対策支援を提供しています。このリーガル事業で培われ、発展した「KIBIT」を始めとする独自の人工知能関連技術は、専門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測を実現します。ヘルスケアやビジネスインテリジェンス、デジタルマーケティングなどの領域に展開し、FinTechやRegTechに加え、「働き方改革」でも実績をあげています。2007年6月26日東証マザーズ、2013年5月16日NASDAQ上場。資本金2,481,621千円(2017年3月31日現在)。2016年7月1日付けで株式会社UBICより現在の社名に変更しております。