TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、以下 TIS)は、自律移動型ロボット開発のベンチャー企業SEQSENSE株式会社(本社:東京都渋谷区、CEO:中村 壮一郎、以下 SEQSENSE)に、追加出資を行うことを発表します。
TISでは、2017年1月にベンチャー投資制度「コーポレートベンチャーキャピタル」からSEQSENSEへのシード出資と、取締役の派遣ならびに社員の出向などを行っています。 今回の追加出資は、エンタープライズ領域でTISがビジネス化を目指しているロボットインテグレーション(ロボティクス技術とICT技術の連携)の推進において、SEQSENSEの高い機能を誇る自律移動型ロボットを活用することを目的に行いました。 TISとSEQSENSEは、24時間の巡回警備を要する施設内の警備など、高度なセキュリティレベルを求められ、人材の確保に課題を持つ領域をターゲットに順次サービスの提供を始める予定です。 また、これに向けて両社では、TISの大手顧客を中心にSEQSENSEの自律移動型ロボットを用いたPoC(概念実証)を実施しています。 TISは、SEQSENSEと連携し自律移動型ロボットの活用が見込まれる公共および民間の大規模施設などでの24時間警備の支援をはじめとして、今後の労働力確保が難しくなると考えられる事業領域を中心に、共同でソリューションやサービスの提供を目指していきます。 <SEQSENSEの「セキュリティロボットSQ-2」>
■TISの追加出資の狙い TISでは、少子高齢化による労働力不足など様々な社会課題を抱える日本社会の解決策として、エンタープライズ領域におけるサービスロボット活用の中核となるロボットインテグレーションサービスの開発を進めています。 TISのシステム開発技術や様々な事業分野で培ってきた業務ノウハウ、クラウドおよびAIに関する技術や知見と、SEQSENSEの自律移動型ロボットの仕組みを組み合せることで、社会課題を解決する新たなソリューションやサービスの提供が可能になると考え、今回の追加出資を実施しました。 ■SEQSENSE株式会社の概要 SEQSENSEは2016年10月創業で、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のはやぶさ/はやぶさ2プロジェクトメンバーをはじめ、20年以上フィールドロボットの開発に携わっている明治大学理工学部の黒田洋司教授らが設立した自律移動型ロボットを開発するベンチャー企業です。 同社の自律移動型ロボットは、レーザースキャンを用いた3次元マッピング技術でロボット周辺の環境をリアルタイムに把握し、レーザースキャンによる形状認識から、人・設置物・構造物などを判別することができるため、それらが混在する商業施設やオフィスビルといった環境下でも、GPSやビーコンなどの外部からの誘導無しにスムーズに移動できる点が特長です。 <会社概要> ・社名:SEQSENSE株式会社 ・所在地:東京都渋谷区神宮前6-34-17 ・設立:2016年10月3日 ・資本金:12億304万円 (今回増資後・資本準備金含む) ・代表者:代表取締役CEO 中村 壮一郎、取締役アドバイザー 黒田 洋司 ・事業内容:警備用ロボット及びその関連製品の開発 http://www.seqsense.com/ TIS株式会社について TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/ TISインテックグループについて TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。 ※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 ※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。 ◆本件に関するお問い合わせ先 TIS株式会社 サービス事業統括本部 AIサービス事業部 須永/森 TEL:03-5909-4658 E-mail:robotics@ml.tis.co.jp