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RGP・PwC・インターワイヤード等によるスタディグループ(CCSG)が、 組織文化とダイバーシティ、コンプライアンスに関する調査結果を発表



リソース・グローバル・プロフェッショナル・ジャパン株式会社(“RGP”、東京都港区、代表取締役; 植田比呂志)は、4月4日、スタディグループCorporate Culture Study Group (“CCSG”)における調査結 果を発表した。 CCSGは、RGPとPwCあらた有限責任監査法人が組織文化を研究する目的で共同で設立したスタディ ーグループであり、下記を含む企業ならびに慶應義塾大学商学部佐藤和教授がディスカッションメン バーとして参加し、研究テーマや調査質問票について議論した: インターワイヤード株式会社、エーザイ株式会社、川崎重工業株式会社、サイボウズ株式会社、株式 会社ディー・エヌ・エー、ヤマハ発動機株式会社(五十音順) 調査は、インターワイヤード株式会社に登録しているモニター会員を対象に、会員が所属する会社の 状況について質問、1736名から回答を得た。このうち、データの信頼性が高い1565名分について、 佐藤教授、RGP、PwCによる分析チームが統計的な解析を行った。 調査結果の詳細は下記リンクをご参照。 http://www.rgp.com/docs/default-source/japanlibrary/rgp_orgresult_201804.pdf?sfvrsn=4 調査結果の概要 ダイバーシティ、イノベーションそしてコンプライアンス ダイバーシティ(多様性)が積極的に受け入れられている(多様性インクルージョンが高い)企業は、 イノベーションを推進する文化があり、成長性が高い傾向にあることが示された。 多様性インクルージョンの推進には、社員相互間の信頼の高さが非常に重要な役割を果たしていると いう結果となった。具体的な多様性の推進策とともに、社員間の信頼をどう醸成していくのかが、成 功への鍵と言える。 多様性インクルージョンと働き方改革との関係が深いことも示された。つまり、柔軟性の高い働き方 の導入なくして、多様な人々を受け入れることはできないと言えるだろう。人事評価制度は、年功序 列的なものよりも能力主義・実績主義に基づくものの方が、働き方改革との相性は良いことも示された。 コンプライアンス違反は組織的な違反と個人的な違反とに分けた場合、関係する要因がそれぞれ異な る結果となった。組織のコンプライアンス違反には、利益至上主義、社内論理の優先、ブラックな職 場環境の影響が大きく、権力格差が基礎的な要因となることが示された。また、ある種のコンプライ アンス違反(機密情報のSNSへの書き込み)は多様性の推進策によって助長される可能性があること が示された。

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