神戸市では、神戸経済の持続的な成長を目指すため、ITを活用したスタートアップ(成長型起業家)の育成支援を行っております。このたび、神戸スタートアップオフィス事業の参加企業で、退院患者と介護施設のマッチングサービスを提供する株式会社KURASERUが関西で初めて500 Startups Japan(東京、代表:James Riney)から資金調達を行いました。なお、神戸に本社を構える企業が神戸市の支援を受けて、500 Startupsから資金調達を行うのは今回が初めてです。
1.会社概要 会社名:株式会社KURASERU(神戸市東灘区向洋町中6-9 神戸ファッションマート8F) 代表者:川原 大樹氏(神戸市出身) 設立:2017年10月2日 URL:https://www.kuraseru.co.jp
【事業概要】 ・在宅療養が困難な患者と介護施設をマッチングし、医療ソーシャルワーカーの退院調整を支援することで、退院後も患者が安心して生活できるように支援するサービスを提供 ・高齢化により社会保障費が膨れあがる中、医療機関、介護施設、在宅サービス間におけるシームレスな情報共有を実現するために必要なカンファレンス業務、対人援助をサポートするITソリューションを提供
【川原 大樹氏 プロフィール】 流通科学大学卒業後、オーストラリアに留学。帰国後、医療ソーシャルワーカー、社会福祉主事として介護・医療・訪問看護の仕事に従事。そのキャリアを生かして2017年10月2日に株式会社KURASERUを設立。神戸市灘区出身。30歳。 2.出資について 5月1日に500 Startups Japanを引き受け先とする5,000万円の第三者割り当て増資を実施。今回調達した資金を元に、神戸を拠点とした開発の強化と全国への普及を図る予定。 3.500 Startups(ファイブハンドレッド スタートアップス)について シリコンバレーを拠点に世界60カ国2,000社以上に出資する、世界で最も活動的な創業初期のスタートアップを対象とした投資ファンド。神戸市とは2016年からパートナー協定を締結し、起業家育成プログラム「500 Kobe Accelerator」を実施している。 4.神戸スタートアップオフィス事業について 社会活動や企業活動にイノベーションを起こし得る「成長型起業家」の集積・成長を支援する取り組みとして2017年度まで実施した神戸市の起業家育成プログラム。 KURASERUは第5期(2017年12月~2018年2月)の参加企業。