― 派遣エンジニアの働きがいや転職動機に関する意識調査 ―
アデコは、就業中の派遣エンジニアを対象に、仕事の働きがいや転職動機に関する意識調査を実施しました。その結果、自身のキャリアアップに高い意欲を示す派遣エンジニアの姿勢が浮き彫りになりました。
世界最大※1の人財サービス企業であるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都港千代田区、代表取締役社長:川崎健一郎、以下「アデコ」)は、アデコの派遣エンジニアとして就業している272名を対象に、仕事の働きがいや転職動機に関する意識調査を実施しました。 *1:Staffing Industry Analysts 2017、人財サービス企業売上ランキングより 【調査結果のポイント】 ・職場選びでは、「勤務場所」、「時給」、「職場の雰囲気」を重視 ・キャリアアップを重視しているが、派遣先で正社員になることはそれほど重視していない ・働きがいを感じる要素は「仕事の達成感」 ・他者からの評価よりも、自己満足度が高いことが「やりがい」につながる傾向 ・転職動機は、「年収アップ」、「新たなスキルの習得」等、キャリアアップに意欲的な姿勢 <調査結果詳細> (1)職場選びで重視している項目は、「勤務場所」、「時給」、「職場の雰囲気」が上位 就業中の派遣エンジニアを対象に、派遣先企業を決めるときに業務内容以外で重視したことを質問したところ「勤務場所」を「重視している(「やや重視している」も含む、以下同じ)」が96.0%と最も高く、続いて「時給」が93.4%、「職場の雰囲気」89.0%と、職場環境や仕事の条件に関する項目が上位を占める結果になりました。 また、「スキルアップできること」を78.7%が重視している一方で、「正社員になれる可能性が高いこと」を重視している人は45.2%にとどまり、派遣エンジニアは派遣先で正社員になることよりも派遣社員としてスキル習得やキャリアを積めることを重視している傾向があることがわかりました。
(2)働きがいを感じるのは「仕事の達成感」が最多。他者からの評価よりも、自身の満足度が高まることが働きがいにつながっている 「働きがい」に最も影響を及ぼす項目については、「仕事をやり遂げた達成感」が65.8%と最も多く、次に「給与水準」61.8%、「仕事を通じた自己表現・自身の成長」59.6%と続きました。また、「自身の仕事に対する派遣先での評価」56.6%、「顧客からの感謝・満足されること」50.7%が4位、5位となり、全体的にみると、他者からの評価よりも自身の仕事への達成感や成長を感じることの方が「働きがい」に影響している傾向があることがわかりました。
【働きがいを感じるときの具体的なエピソード】 ・未経験職種での新たな業務経験や知識の習得が楽しい。(34歳、男性) ・厳しいスケジュールのなかでも、納期までにやり遂げた時の達成感は、働きがいになると感じる。(42歳、女性) ・テスターとして、他の人が見つけられなかった不具合を見つけられたり、自身のスキルアップが出来たとき。(29歳、男性) ・経験を重ねた結果、難易度の高い仕事を依頼されるようになった。依頼される仕事内容が変わっていくと自分のモチベーションがあがり頑張って良かったと感じられる。(33歳、女性) ・高いCATIAスキルが求められる製品設計をしている事業所なので、そのスキルを自分のものに出来たとき。(30歳、男性)
(3)転職動機は、「年収を上げたい」、「新たなスキルを習得したい」が上位で、スキルアップに意欲的 転職したいと感じるときの要因に関する質問では、「年収をあげたい」が62.9%で最も多く、次に「新たなスキルを習得したい」が多い結果になりました。1位、2位はキャリアアップに関する項目が占められており、専門職であるエンジニアならではのキャリアアップへの強い意欲が表れた結果になりました。
【調査概要】 調査対象: アデコで就業中の派遣エンジニア サンプル: 272名 調査方法: インターネット調査 実施時期: 2018年4月
ニュースリリース