~世界遺産と明治維新150年の記念講座~10月28日・11月25日@朝日カルチャーセンター中之島
長崎県では、思わず長崎を訪れたくなる「旅する長崎学」講座を、2018年10月28日(日)、11月25日(日)の2日間、朝日カルチャーセンター中之島教室において開催します。
古代より「海の道の要」として、また「日本の窓口」として、異文化の国々と交流してきた長崎県の歴史は多彩で個性豊かです。 また長崎県には歴史を物語る文化財などが数多く残り、この地を舞台に繰り広げられた先人たちの歩みをいまに伝えています。 「旅する長崎学」とは、多くの方に、「長崎の歴史・文化を深く知るための旅」に出て行きたくなっていただくことを目的とし、WEBサイトによる情報発信、書籍の発行、講座の開催などを通じて、これらの歴史や文化を分かりやすく楽しく伝えるものです。 なかでも、「旅する長崎学」講座は2007年に開始し、これまで全国 各地で88回開催し、受講者は16,453名にのぼり、講座を通し多くの 方に長崎県の歴史的価値・魅力を直接伝えてきました。
この度開催する講座は、今年7月にユネスコ世界文化遺産に登録されたことを記念する「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について」と、明治維新150年を記念する「幕末維新と長崎」の2つのテーマで行います。 長崎県は今後も、長崎県に伝わる歴史とその価値を伝える機会を作り、より多くの方に歴史的価値を知っていただけるよう、取り組んでまいります。 【「旅する長﨑学」講座の開催概要】
講座内容】 ■明治150年記念講座「幕末維新と長崎」
江戸幕府の外交の場であった長崎。安政の開国後、急に国際社会の一員となった日本と欧米列強の緊張は高まり、まさに激動の時代に突入しました。横浜開港まで外交の最前線であった長崎が果たした役割について考えます。日本初のプロカメラマン上野彦馬が見て撮った幕末の長崎の様子を紹介するとともに、特に日英関係について下関での外国船砲撃や薩英戦争などの記録を中心に幕末の長崎を読み解きます。
「長崎港」上野彦馬撮影 (長崎歴史文化博物館所蔵)
【講師】
■世界遺産登録記念講座 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について」
2018年7月、ユネスコ世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。幾たびの困難を乗り越えて、ついに世界文化遺産に登録された経緯や、離島や半島の豊かな自然の中に残る構成資産の価値や魅力を、世界の中で独自の歩みをたどった日本のキリスト教の歴史とともにわかりやすく紹介します。
世界文化遺産 大浦天主堂
【講師】
■これまでの関西圏における「旅する長崎学」講座の開催状況について 関西圏における「旅する長崎学」講座は、2008年から開始しています。関西では今回が25回目の開催となり、受講者数は5,502名にのぼります。
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