― IoTで現場改善と経営判断をデータ・ドリブンに「点火」させる知性と感性の融合―
株式会社ウフル(本社:東京都港区代表取締役社長CEO:園田崇 以下、ウフル)と、AeroEdge株式会社(エアロエッジ、本社:栃木県足利市、代表取締役社長:森西淳 以下、AeroEdge)は、製造現場と経営判断を直結するリアルタイム・データ共有基盤「Ignition Dashboard(イグニッション・ダッシュボード)」を共同開発いたしました。
<Ignition Dashboard画面イメージ> 製造業における生産状況のデータ管理やその活用は、工場など拠点別(工程別)に独立しオンプレミス※1に行われることが主流です。しかし、今回の取り組みでは、工場内のデータを一元的に取得し、クラウド上で管理・共有化することで、物理的・時間的な制約を取り払い、現場と経営がリアルタイムに同じデータを駆使し、それぞれの意思決定や改善策の実行、アイディアの創出をスピーディに行う基盤となることを目的として、開発に取り組みました。また、これまでウフルが培ったUX※2の知見を活かし、収集したデータを機械的に可視化するだけでなく、固有の製造現場に受け入れられるUI※3に落とし込み、実際にデータを活用するすべての関与者の自発性と直感的なアクションを促すことができるデザインを模索しました。
<Ignition Dashboardの特長>
クラウド上に一元的にデータを集め共有化したものを、特有のデザインであるUIに落とし込んで、現場改善と経営判断をデータ・ドリブンに「点火(イグナイト)」させる知性と感性の融合が、「Ignition Dashboard(イグニッション・ダッシュボード)」の最大の特徴です。いつ、どこにいても、関与するすべての人が、生産現場のリアルタイムのファクトをベースに会話することで、スピーディな改善と経営に貢献します。
<今後の展望>
既にAeroEdgeの製造現場ではIgnition Dashboardが導入されており、経営と現場、双方における生産状況のリアルタイムの把握に大きく貢献しております。今後は、工場内に様々なセンサーや通信機器などを導入し、IoTによって収集するデータの質と量を増やしながら、データ基盤としての更なる進化を共に目指して参ります。また、今回の共同開発を礎として、国内に限らずグローバル展開での製品化を視野に入れて、製造現場のさらなる環境向上につなげて参ります。
<Ignition Dashboardのデモ展示の実施>
11月1日(木)から6日(火)に東京ビッグサイトで開催される「第29回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF 2018)」(http://jimtof.org/jp/index.html)のAeroEdgeブース:東7ホール(E7070)にて、Ignition Dashboardのデモ展示を実施いたします。 <JIMTOF 2018開催概要> 会 期: 2018年11月1日(木)~11月6日(火) 開催時間: 9:00~17:00 会 場: 東京ビッグサイト 出展場所: 東7ホール(E7070)ブース ※1 オンプレミスとは、サーバーやソフトウェアなどの情報システムを企業が管理する設備内に設置し、運用すること。自社運用ともいう。 ※2 UXとは、ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略。 ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験のこと。 ※3 UIとは、ユーザインタフェース (User Interface) の略。機械やコンピュータを操作する時に表示される画面のデザイン、フォント、メニューなどの表現や操作感のこと。 ※本リリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。
■株式会社ウフルについて
ウフルは「テクノロジーと自由な発想で未来を創る」ことを理念に掲げ、IoTを主力事業として製品とサービスを提供しております。自社製品であるIoTオーケストレーションサービス「enebular(エネブラー)」は、エッジからクラウドまでを一元的に開発・管理することができ、来る5Gの普及に向け、NB-IoTなどを含む次世代通信技術との連携にも取り組んでおります。コンサルタント、エンジニア、クリエイターといった多彩な人材から構成されるチームにより、デジタル・トランスフォーメーションを実現するために必要なプロフェッショナルサービスを、事業戦略から技術支援、マーケティング・コミュニケーション戦略に至るまで、ワンストップで提供することで、お客様の新しい価値の創造と未来への発展に貢献してまいります。http://uhuru.co.jp/
■AeroEdge株式会社について
AeroEdge(エアロエッジ)は、世界の航空業界でナンバーワンを追求する技術集団です。栃木県足利市に本拠を置く小さな企業が、航空機エンジン製造大手のフランス企業(Safran Aircraft Engines社)から次世代航空機用エンジン「LEAP」に搭載されるタービンブレードの量産サプライヤーに選定されるという、航空機エンジン業界のグローバル企業から直接量産契約を勝ち取る快挙を遂げました。AeroEdgeは製造業に軸足を置きながら環境の変化に迅速に対応し、常にリーディングエッジであり続けること、一人ひとりが自主性・創造性を発揮し、他人がやっていない新しいことに果敢に取り組み、新しい価値を創出すること、社会と人々の幸せに寄与することを使命に「ゼロからイチを創る」活動を推進しています。https://aeroedge.co.jp/